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最新情報

※転送・シェア歓迎
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\10月1日(火)ウェブサイトをオープン!/
森川海のアイヌ先住権を見える化するプロジェクト
https://mori-kawa-umi.com/
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市民外交センターのメンバーも関わっている「森川海のアイヌ先住権を見える化するプロジェクト」は、2024年10月1日(火)にウェブサイトをオープンしました。

各地のアイヌが、森・川・海でどんな物語をつむいできたか、資源をどんなふうに利用管理してきたか、どんな祭礼を営んできたか、そのほかさまざまなエピソードを掘り起こし「見える化」します。

先住民族としてのアイヌの諸権利を制度的・社会的に保障すると同時に、壊してしまった生態系をできるだけ復元し、また、アイヌ個々人が精神的な誇りや自尊心を持てるようになって初めて、わたしたちは「実質的な植民地支配」や「歴史的不正義」に終止符を打つことができるでしょう。「そんなふうな脱植民地化をぜひ果たしたい」と願って、わたしたちはこのプロジェクトに臨んでいます。

▼基本情報
https://mori-kawa-umi.com/about/
・プロジェクトについて(目的や運営メンバーのご紹介)
・先住民族と先住権(先住権、植民地化、脱植民地化などの用語について学ぶことができます)
・ライブラリー(関連資料や団体、リソースを探すことができます)

▼アイヌに聞く
https://mori-kawa-umi.com/stories/
・フチとエカシのストーリー(各地のフチとエカシへの聞き取りを読むことができます)
・二風谷アイヌ語教室広報誌から(ストーリーマップ/デジタル地図と語り)

▼開拓・開発と先住権
https://mori-kawa-umi.com/development/
・認定アイヌ施策推進地域計画の地図
・1899年の日高国(ひだかのくに)

▼たたかいの歴史
https://mori-kawa-umi.com/action/
・アイヌ民族の国連活動
・「世界先住民族会議記録集」(1989年)から

ほか、活動レポートやエッセイなども掲載しています。

ぜひみなさまの活動や調査・研究等にお役立てください。
また、分かりにくい表現や使いにくいと思われる箇所、誤記や誤植などがありましたらお知らせいただければ幸いです。

▼プロジェクト運営メンバー
・代表:上村 英明(市民外交センター)
・副代表:八重樫 志仁(ウラカウンクル)
・事務局:小泉 雅弘(NPO法人 さっぽろ自由学校「遊」)
・委員
飯沼 佐代子(一般財団法人 地球・人間環境フォーラム)
井上千晴(一般社団法人 アイヌ力)
川上 豊幸(熱帯林行動ネットワーク/JATAN)
川上 恵(NPO法人 さっぽろ自由学校「遊」)
坂本 有希(一般財団法人 地球・人間環境フォーラム)
永井 文也(市民外交センター)
平田 剛士(フリーランス記者)
八木 亜紀子(NPO法人 さっぽろ自由学校「遊」)
※10/1現在

▼助成
このプロジェクトはThe David and Lucile Packard Foundationの支援を受けています。

▼お問い合わせ
森川海のアイヌ先住権を見える化するプロジェクト
https://mori-kawa-umi.com/contact/
※常勤スタッフはおりませんので返信までに少々お時間をいただきます。

世界の先住権運動に学ぶ~先住民国際シンポジウムを浦幌町のアイヌ団体が開催したい!

ラポロアイヌネイションは、北海道・十勝川河口近くで暮らす先住民族アイヌのグ ループです。いま、さまざまな制約を受けている先住民族固有の権利=先住権の回復を目指して、今年5月、世界の先住民と研究者を地元に招いて、国際シンポジウムを開催します。皆様のご支援をよろしくお願い致します!

市民外交センターは、北大開示文書研究会、AinuTodayと協力し、北海道のラポロアイヌネイションによる「サケ漁業権」確認訴訟に関する情報を英語で発信します。

日本語の情報は北大開示文書研究会のウェブサイト、特に「文書研ニューズレター」をご参照ください。http://www.kaijiken.sakura.ne.jp/newsletter/newsletterindex.html主にニューズレターの内容を英訳して「最新の権利動向」欄に掲載します。

2021年3月17日に国連人種差別撤廃デーを記念したオンライン集会

「パンデミックの今、あらためて考える人種差別の根絶」

が開催されました!

市民外交センターも先住民族に関して、報告を行いました。

2020年12月1日に、国連先住民族の権利に関する専門家機構の第13回会期のアジア・太平洋地域のオンラインセッションで、ニライ・カナイぬ会と市民外交センターが共同声明を発表しました。

コロナ禍の状況も踏まえた琉球・沖縄の遺骨返還問題に関する声明です。ニライ・カナイぬ会の共同代表で、市民外交センターのメンバーでもある松島泰勝さんが声明を読み上げました。

以下より、日英の声明全文を読めます。

二ライ・カナイぬ会と市民外交センターの共同声明

the Joint Statement by Nirai Kainu nu Kai_SGC

Facebookページもあわせてご覧ください!

当センターは以下の署名活動を応援します。

プロジェクト概要はこちら  署名先はこちら

(以下、転載)

「カムイチェㇷ゚は、「神が与えてくださった魚」を意味し、秋に海から川をさかのぼってくるサケを指すアイヌ語です。アイヌにとって、もっとも大切なカムイチェㇷ゚を、日本国家が一方的に独占しておよそ150年。先住民族アイヌは、自由なカムイチェㇷ゚漁を厳しく制限され続けてきました。私たちは、カムイチェㇷ゚=サケに対するアイヌの権利回復を訴えます。

アイヌ(=ひと)の権利をめざす会
共同代表 貝澤耕一/宇梶静江/萱野志朗/田澤守/OKI

私たちは、紋別アイヌ協会の勇気ある行動に共感し、応援します。

2019年9月1日、紋別市藻鼈(モベツ)川で、紋別アイヌ協会(畠山敏会長)はアシリチェプノミ(新しい鮭を迎える儀式)用の鮭を捕獲しました。紋別アイヌ協会は事前に鮭を採ることを口頭で振興局に伝えていましたが、振興局からは、「規則の定めるとおり特別採捕許可申請書類を知事に提出し、許可が下りてからにしてほしい」と回答がありました。それに対して紋別アイヌ協会は、先住民族の権利を主張するために、採捕を実行しました。

私たちは、紋別アイヌ協会の勇気ある行動に共感し、応援します。

私たちは、太古の昔から、自然の恵みを生業としてきました。先人たちは常に神々に断りを入れ、生活に必要な木や草、鹿や鮭をいただき、その恵みに感謝しながら生きてきました。そして、それは代々受け継がれてきました。

ところが、突然海を渡ってきた人たちは、なんの断りもなく、ここに住んでいた私たちを無視して、土地を奪い、生活を奪い、文化をも奪いました。私たちは、それまでと同じく、自然からの恵みで生活しようとしましたが、それは私たちの気づかないうちに、法律違反とされ、違反すると罰せられました。長い間先人たちが培った生活の知恵や、決まりごとは無視されて、圧倒的な数の差によって、日本国の法律を押しつけられてしまい、多くのアイヌたちは抵抗もできないままに、その生業を変えていかざるを得ませんでした。

1984年、北海道ウタリ協会が政府に要求した「アイヌ新法案」の中で、アイヌの権利についての実情を訴えました。1997年にアイヌ文化振興法が、さらに2019年に同法に代えてアイヌ施策推進法が制定されましたが、先住民族としてのアイヌの権利には触れられていませんでした。

そんな中で、紋別アイヌ協会が、先住民族アイヌとして、正々堂々と鮭を採ったことに感動しました。私たちアイヌが鮭を採るための許可を得る必要があるのは、水の神であり、鮭の神、大自然の神たちだけであります。

アイヌモシㇼに勝手に入り込み、数が多いからと勝手に決まりごとを押しつけてきた多数者、せめて、海、川、山での生活に必要なものは自由に採ってもいいのではないでしょうか!

紋別アイヌ協会の先住民族としての権利を求める行動に賛同し、協力し、アイヌ民族として権利を主張します。

2020年3月15日」